二子新地駅から高津方面に向かって大山街道を歩き始めると、どこからともなく、かぐわしきスパイスの香りが漂ってきます。
「う~ん、イイ匂い!」と歩を進めると、手描きの看板が可愛い“ネパールの休憩処”「チョウタリ」に到着!
木枠の大きなガラス扉は、明るくて入りやすい感じ。
ランチタイムにのぞくと、いつもたくさんの人で賑わっているのが見えます。
「こんにちは~!」とじもたん。
「ア、イラッシャイマセ」と満面の笑みで声をかけてくれたのは、ネパール出身の店長、スレス・クマール・プラダンさん。
彼が日本にいらしたのは2006年。で、こちらのお店を開いたのは2012年7月なのだそう。
じもたん:
こちらのお店を出したのは、何がきっかけだったんですか?
スレスさん:
今のお店の前に親戚の人がラーメン店をやっていて、そのときから、この立地が気になっていました。
ネパールでレストランの勉強をしていたから、日本で店を出したいという思いがあって…。
で、ラーメン店が閉まるときに店を出すことにしたんです。
じもたん:
シェフも皆さん、ネパールの方ですか?
スレスさん:
そう。友達に腕の良いシェフを紹介してもらって、彼が働いている店何度も食べにいって…
美味しいと思ったから、お願いしてきてもらったんです。
じもたん:
すごく良いスパイスの香りがするんですが、ネパール料理ってインド料理とどう違うんですか?
スレスさん:
ネパール料理は、スパイスの使い方がちょっと違うし、インド料理より少しあっさりしていますよ。
そこでさっそく、本日のおすすめメニュー、サグ(ほうれん草)チキンカレーとチーズナン、
スペシャルスープ、ダル(豆)スープをいただきます!
見てください!このカレーの可愛らしい飾り!まるでラテアートのよう。
ほんと。スープはどちらもスパイスの香りがあってコクがあるのに、なぜかあっさりやさしい味。
ネパールでは、ダルスープは“お味噌汁”のような存在だそうで、毎日のように食べるのだとか。
サグチキンカレーは旨味が濃い!ほうれん草たっぷりで体にも良さそう。
そして、チーズナンは驚きのボリューム!とにかくチーズがたっぷり乗っていてリッチな味わいです。
「チョウタリっていうのは、樹の下で休憩するような場所という意味があるんです」と、
ここで奥さまの麻理さんが登場。
もともとグラフィックデザイナーさんだったという麻理さん。
店のあちこちに貼られた可愛い手作りのポスターやメニューなど、すべて彼女の作品です。
にこにこ笑顔でお茶目なスレスさんと、しっかり美人の麻理さん。
とてもお似合いのご夫婦ですね~。
これからも力を合わせて「もっとオシャレな雰囲気にして、女性に喜んでもらえるような
店を目指していきたい」と話してくださいました!
ところで、エスニックなカレーって美味しいけど、子どもにはムリでは…?と思いがちですが、
チョウタリでは、辛さが「0カラ~3カラ」まで選べるのがスゴイところ。
0カラならホントに辛くないから、安心なんです。
ぜひ、ご家族でもいらしてみてくださいね!
夜はおトクなディナーセットやネパールビールがおすすめです!
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「CHAUTARI(チョウタリ/二子新地)」
place:川崎市高津区二子2-5-48(二子新地駅下車、徒歩3分)
tel:044-813-0952
open:ランチ/11時~15時
ディナー/17時~22時30分 ※不定休
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(記事:みみ 写真:ちえ)