じもたんの活動拠点であるさくら坂スタジオで、公文書写教室を開いておられる森先生のインタビュー記事です。じもたんのまゆみんが、森先生にペン習字を習っているのですが、曰く「いつも、いいところも悪いところも、的確に、わかりやすく伝えてくださる先生」なのだそう。そんな森先生ですが、実はこんな意外な一面が・・・。
字が下手で
ずっとイヤでした
お会いしてすぐに、ご自身の手による達筆な「残暑お見舞い」をくださった森智子先生。書写教室の先生とあって、幼い頃から習字を習っていらしたんだろうな〜と思ったら、実はまったく違っていたらしい。
「実は私、小さい頃からずっと字が下手でコンプレックスを感じていたんです。いつも父から勉強を教わっていたのですが、父がヒドイ悪筆で…いつの間にか自分の字も父そっくりに(笑)。それがイヤでイヤで。」
キレイな字をかけるようになりたいと書道教室に通ったこともあったが、“なんか楽しくなくて”続かなかったという。
とにかく楽しくて
思わず夢中に
そんな森先生に転機が訪れたのは、結婚・出産を経て、子育て中のこと。
「小学生の長男・長女をくもんのかきかた教室に入れたんです。そしたら当時幼稚園生だった次女が、私もやりたい!と言うので、連れていくことに。終わるのを待っているのも時間がもったいないなあと思い、私もペン習字を始めました。」
習い始めてすぐ、子ども以上に夢中になってしまったという森先生。
「当時の先生がとても優しくて褒め上手な方で、いつもその調子!その調子!と励ましてくださるから、とにかく楽しくって。」
1日3枚の宿題では足りず、追加の宿題をもらいに行くこともしばしばだったとか。そして、始めて1年後には「ペン字検定3級」に合格。すぐに筆ペンも習い始めたという。
私がくもんの
先生…?
そして2003年、先生に勧められて「くもん書写の先生」のテストを受け、見事1回で合格。初めてくもんの書写教室を訪れてから5年後の春のことだった。
「合格したものの、本当に自分に先生がつとまるのか不安だったのですが、せっかく勧めてくれた先生のためにも、とりあえずがんばってみようかと。」
翌2004年に町内会館で教室をスタート。半年で25人の生徒さんが集まったという。
「自分が褒めてもらって嬉しかったので、私もそれを心がけています。先生のこと大好き!とか、先生に褒められるの嬉しい!と言われると、やってきて良かったな〜と励みになりますね。」
くもんと出会って
人生が変わりました
今は、どう伝えたら相手の腑に落ちるのか、その人に合った上達法は何か…ベストな声かけや指導方法を探して試行錯誤する毎日だとか。
「書くのが楽しい!と思ってくれる人を増やすのが生きがいなんです」と森先生。
「あの時くもんに巡り会えなければ、何の特技もない普通のおばさんになっていたはず(笑)。私に自信とやりがいを与えてくれた“くもんとの出会い”に感謝しています。字を書くのが苦手で…という方もぜひどうぞ。大人になるまで字の下手だった私がこうして先生になれたのですから…。何かひとつでも自信を持てることがあると、人生が輝くはずです。」
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くもん宮崎台書写教室 森智子(もり さとこ)先生
プロフィール:37歳のとき、子どもをくもんのかきかた教室に通わせたことがきっかけで自身もペン習字を習い始め、1年後にはペン字検定3級に合格。2004年に、当時習っていた先生の勧めで宮崎台書写教室を開設、現在14年目に至る。
住所:宮前区宮崎2-7-21グローバル秋田屋101さくら坂スタジオ(メガネスーパーの建物)
連絡先:090-9810-5643
教室日・時間:水・木 14:30〜20:00
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(記事:みみ 取材:みみ,まゆみん 写真:ちえ)