新しい人、コトに境界線を引かない人、「ももすず」オーナー百瀬さん

溝の口にあるおはぎ専門店「ももすず」。オーナーの百瀬江子さんは82歳。一昨年、長野県伊那市から単身上京し、このお店を始めました。百瀬さんはもともと、伊那でおはぎのお店を営んでいました。「東京にもお店を出したい」と思っていたところに、ご縁に恵まれ、溝の口にお店をオープンすることになったのだそう。

その百瀬さんは、初対面でも、以前からの知り合いのように話をしてくださるので、初めてお会いした気がしないような方でした。取材のお願いをしにお邪魔したその日は、部下の勧めで初めて来店したというサラリーマン男性が、カウンター席に座り百瀬さんとおしゃべりをされていました。小一時間くらいいらっしゃったそうですが、そんな風にカウンターをはさんでおしゃべりをして帰るお客様も少なくないのだとか。

何だかおはぎやさんらしからぬ光景ではありますが、百瀬さんのお店なら・・・と何となくわかる気がします。評判の美味しいおはぎもさることながら、初めて会った感じのしない人。何か話してみたくなってしまう人。話を聞いてみたくなってしまう人。お店にお邪魔する前、私も何人かの知り合いからももすずさんの話を聞いていましたが、うわさしたくなるのも納得です。

それにしても、80歳を超えてからの上京、そして新規出店。勇気もいるし、さぞかし大変だったのではと思いきや、「ぜーんぜん大変じゃない。何でもないわよ。まぁ、来てからは大変だったけどね。でも、お店をするってそういうものよね」と百瀬さん。お店を辞めることを考えたこともあったそうですが、そんなこともあっけらかんと話すところに、語り口は穏やかながらも芯の強さを感じます。

そんな百瀬さんの夢は、おはぎ専門店「ももすず」の全国展開。各都道府県に1店舗ずつお店を構えたいそうです。既に北海道にお店がオープンしており、現在他の地域の方からも問い合わせが来ているとか。そして海外進出もしたいと考えており、既に最初の一手は打っています。こちら、FaceBookに載せている海外向けフランチャイズを募集する投稿。

「海外進出って何から手をつけるんだろう?」と思っていたのですが、なんとこんな形で!海外進出といっても難しく考えず、できるところからサッと始めてしまうところがカッコイイ。次は中国語で投稿するそうです。

新しい人に対しても、新しいコトに対しても、「難しそう」「知らない」と線を引かず、そのままの自分で向き合う、百瀬さんのそんな姿勢は見習いたいなと思いました。

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住所:神奈川県川崎市高津区下作延1丁目7 高津区下作延1丁目7−48

電話:044-813-0255

営業時間:10:00~19:00

定休日:水曜日

FBページ:おはぎ専門店 ももすず (フランチャイズ本部)

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取材:まゆみん 撮影:ちえ